合鴨農法とは
合鴨による栽培で、継続で3年以上除草剤をはじめ、農薬や化学肥料を一切使用していない田んぼでのみ、作られたお米です。
もちろん、育苗期間も含めて、完全無農薬有機栽培です。
なお、これらのお米は、生産者名の記載を義務づけられていますので、栽培基準の保証は私たち、この米の生産者自身が責任を持って保証致します。
合鴨は、草を食べます。稲を食べずに田んぼに生える雑草を食べてくれます。
なぜ稲を食べないのでしょう?それは、稲の丈が、合鴨よりも高いし、稲よりも生えたばかりの雑草の方が柔らかくてたべやすいからです。
それに合鴨は、うんかやイナゴなんかも食べちゃいます。
稲にとっての雑草や害虫を食べてくれちゃうんだから、農薬なんて使わなくても良いわけです。
でも、合鴨も稲が大きくなり稲穂が実ると、稲穂を食べちゃいます。だっておいしいんだもん!だから、花が咲いたら、合鴨は田んぼとさよならします。
もう一つ、合鴨が泳ぐことで、田んぼの土をかき混ぜてくれます。そうすると、酸素が土に混ざり、根から酸素が吸収されます。それに、合鴨のフンは肥料になるから、稲がよく育ちます。
合鴨に手伝ってもらうと良いことがたくさんあります。
でも、合鴨を育てたり、天敵(からすとかきつねとか...)から合鴨を守ったり、お父さんの苦労も耐えません。
合鴨を田んぼにたくさん放しすぎるとエサが不足しちゃうし、少なすぎると雑草が育っちゃう。田んぼの広さに合わせて、ちょうど良い数の合鴨を入れるのも、結構大変!
そうした苦労をしながら、合鴨と一緒に稲を育んでいく農法で作られたお米を、合鴨米といいます。